14 2月 割れ
塗装トラブルと対策
【割れ】
英語名:cracking, checking, crazing
欠陥用語 | 割れ |
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英語名 | cracking, checking, crazing |
類語 | クラッキング、チェッキング、ひびわれ、きれつ、クレージング |
発生工程 | 乾燥・硬化、屋外環境 |
現象 |
塗膜に裂け目ができること。
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発生原因 | A:被塗物状態 ・素材の吸込みが大きい。(木製品の場合) ・素材の含水率が高い。(木製品の場合) ・素材の膨張係数が大きい。 ・下塗りの乾燥が不完全である。 ・下塗りのほうが上塗塗膜より柔らかい。 ・攪拌の下塗塗料が塗装されていた。 C:塗料 ・希釈溶剤の溶解カが強すぎる。 ・硬化剤の量が少なすぎる、または多すぎる。 ・顔料の含有率が高すぎる。 ・塗料の耐候性が不足している。 E:塗装条件 ・塗膜が厚すぎるか、または薄すぎる。 G:乾焼・硬化条件 ・塗膜を急激に加熱した。 ・乾燥が不足している。 ・希釈溶剤が炉内にこもった状態で乾燥した。 H:その他 ・周囲温度が高すぎるか、または低すぎる。 ・強い紫外線にさらされた。 |
対策方法 | ・下塗りにシーラーを使用する。 ・合水率を下げる。(12%以下) ・素材と塗膜の膨張係数を一致させるよう塗料を選択する。 ・下塗りの乾燥を十分に行う。 ・上下塗膜の伸びを同じにするように塗料を選択する。 ・攪拌を十分に行った後、塗装を行う。 ・溶解カの弱い希釈溶剤を使用する。 ・硬化剤を規定量配合する。 ・含有率を減らした塗料を使用する。 ・耐候性の良い塗料を使用する。 ・塗膜を適切な厚さで塗装する。 ・昇温を緩やかにする。 ・十分に乾燥する。 ・通風をよくして溶剤蒸気を十分除去する。 ・適正な周囲温度で塗装を行う。(5~30℃) ・強い紫外線に長時間さらされないようにする。 |
確認方法及び使用機器 | 目視(日本塗料協会、ASTM、ISOなどの写真判定) |
対策商品 | 攪拌機 膜厚計 ミニテスト 炉内温度計 イージートラック、XL |
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