塗料・塗膜形成技術

スピット

塗装トラブルと対策
【スピット】  
英語名:spit

欠陥用語 スピット
英語名 spit
類語
発生工程 塗装
現象

エアスプレー、およびエアレスにおいて粗い粒子が出て、それが塗面に残る状態。
特に吹始め、吹終わりに出る事が多い。
粉体塗装において塗料が均一に分散せず、かたまりとなり塗面に象付着する状態。

塗装トラブルと対策【スピット】

発生原因 C:塗料
・粉体塗料が貯蔵中、もしくは塗装時の回路中においてブロッキッングしている。
D:塗装機
・エアスプレーガンの引金のギャップの調整不良で霧化されない塗料が出ている。
・ニードル弁の作動が悪い。
・ニードル弁の止りが悪く、先端から塗料が漏れている。
・スプレーガン先端の洗浄が不足し、塗料が付着している。
・粉体塗装のガンの先端に塗料が付着、堆積し、それがかたまりとなり塗面に付着する。
対策方法 ・塗料は低い温度で保管する。
・古い塗料は使用しない。その他ブロッキングの項参照。
・空気弁、ニードル弁をチェックする。吹始めは空気、塗料の順で出し、吹終わりは塗料、空気の順で止める。
・ニードル弁を確認する。塗料が固着していれば洗浄、パッキン不良ならば交換する。
・ニードル弁、塗料ノズル(エアスプレー)バルブシート(エアレス)等の劣化(摩耗)によるものは交換する。
・ごみによるものは洗浄する。
・先端が汚れている場合は、十分洗浄してから使用する。(エアスプレー、エアレス共)
・塗料の付着、堆積のしにくいヘッドを選択する。
確認方法及び使用機器 目視
対策商品 温湿度計 スプレーガン 塗料ノズル、エアキャップ

 

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