21 2月 ゆず膚
塗装トラブルと対策
【ゆず膚】
英語名:orange peel,roughness
欠陥用語 | ゆず膚 |
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英語名 | orange peel,roughness |
類語 | オレンジビール、ガン膚、あばた、ぶつぶつ、膚あれ、ぶち |
発生工程 | 塗装 |
現象 |
塗面がオレンジ表皮のような小さな凹凸状の仕上がりになること。 |
発生原因 | A:被塗物状態 ・素地表面の凹凸が大きい。 ・下塗塗膜の研ぎが不足している。 ・被塗物の温度が高すぎる。 C:塗料 ・希釈溶剤の蒸発が速すぎる。 ・希釈粘度が高すぎる。 ・塗料の電気抵抗値が高すぎる。 ・樹脂の相溶性が悪い。 D:塗装機 ・スプレーガンのノズル口径が大きい。 ・スプレーガンの洗浄が不足している。 ・ガンスピードが速すぎてパターンが乱れる。 E:塗装条件 ・塗膜が厚すぎる、または薄すぎる。 ・吹付距離が長すぎて、塗着粒子の固形分合有量が高くなりすぎている。 ・霧化空気圧力が低すぎる。 ・ブース風速が速すぎて溶剤の蒸発が速い。 ・塗料の飛散粒子が付着した。 H:その他 ・周囲温度が高すぎる。 |
対策方法 | ・十分に研磨を行い凹凸をなくす。 ・十分に研磨を行う。 ・被塗物温度を下げてから塗装する。 ・蒸発の遅い希釈溶剤を使用する。 ・希釈溶剤の量を増加し、粘度を下げる。 ・塗料の電気抵抗値を下げる溶剤を混合する。 ・相溶性のよい樹脂を使用する。 ・口径の小さなノズルを使用する。 ・ノズル部を十分に洗浄する。 ・ガンスピードを遅くする。 ・適正な塗膜厚で塗装する。 ・吹付距離を短くする。 ・霧化空気圧力を上げる。 ・ブース風速を下げる。 ・蒸発の遅い希釈溶剤を使用する。 ・ハンガーピッチを大きくする。 ・適正な温度で塗装を行う。(5~30℃) |
確認方法及び使用機器 | PGD、目視 |
対策商品 | オレンジピール測定機 ウェーブスキャン |
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