塗料・塗膜形成技術

ガスチェッキング

塗装トラブルと対策
【ガスチェッキング】  
英語名:gas checking,gas crazing

欠陥用語 ガスチェッキング
英語名 gas checking,gas crazing
類語
発生工程 乾焼・硬化
現象

塗膜が乾燥する時に、燃焼生成ガスの影響で塗面にしわ、ちぢみ、浅割れ、つやぼけが発生する現象。(直火式ガス燃焼炉に多く発生)

塗装トラブルと対策【ガスチェッキング】
塗装トラブルと対策【ガスチェッキング】
塗装トラブルと対策【ガスチェッキング】

発生原因 C:塗料
・塗料に合った溶剤が使用されていない。
G:乾燥・硬化条件
・酸性ガスによる塗膜の酸化が起こっている。(エポキシ、アルキド、アミノアルキド塗料に多く発生する)
・燃焼ガスからの水蒸気によって塗膜が酸化している。
・不完全燃焼ガスによって塗膜が酸化している。(塩素系溶剤または、フッソ系溶剤と燃焼ガスとの反応による原因が90%程度ある)
対策方法 ・塗料に合った溶剤を使用する。
・乾燥炉の大きさに見合った被塗物の量とする。(被塗物が多いとガスが逃げにくい)
・乾燥炉の余熱を十分に行う。
・酸化防止剤により酸化防止を図る。
・間接加熱炉に変りえる。
確認方法及び使用機器 目視
対策商品 ガス検知管 北川式検知管 光沢計 マイクロトリグロス

 

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